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プロジェクト管理の小さな実践 - TODOと課題とリスク

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qiita.com

「困ってますか?」でプロジェクト管理をするなら、WBSや予実よりもTODOや課題を挙げて解決してくことを中心にした方がよいと思います。進捗に重きを置いてしまうとむしろ課題やリスクを挙げづらくなって、見える化どころか見せない化が進んでしまうことになるからです。

TODOはとにかく消化する

TODOはすぐにやれることです。すぐにやれることならやってしまえばよいはずです。それでもなかなか手につかないのは、頭の中でぐるぐる回してしまっているからなのかもしれません。頭の中を書き出して上から順に消化していけば、気分をすっきりさせられます。Getting Things Done の考え方がそうなのですが、私はこの考え方がすごく好きです。

ねらいは、すぐにやれることをいつまでも積み残さないことです。また、そのことで頭をいっぱいにしてしまわないことです。やれることはすぐにやってしまう。これができないとプロジェクトだって、個人のメンタルと同じように、不健全な状態になってしまうように思います。

気をつけたいのは、じゃあお前やれ、と言わないことです。みんながそれなりに手一杯になってくるとそうなりがちなのは気をつけなければならないことです。挙がったTODOをそのまま挙げた人のものにするべきではないです。これをやれば当然、見せない化が進むからです。

課題はとにかく決める

課題は残しておくと手詰まることです。いつするのかとか、どうするのかとか、それでいいのかとか、何かが決まっていないということがほとんどだと思います。あとは、何かができなかったとか。これも別案をどうするのか、ということですから、同じように考えることができます。

これはもう、ねらいもなにも決めないことにはどうしようもありませんから、やるべきことをやるということがねらいと言えばねらいでしょうか。TODOと課題を上手にまわすことができて、技能が伴っていれば、およそプロジェクトは進んでいくと思います。

それは課題ではなくて、しかるべきカウンターに問い合わせるというTODOだということならそれでもいいです。そのあたりの分類や粒度などは厳密にするほど重要なことではないと思います。挙がればよろしいなのだ。分類や粒度の調整に神経を使うのはもったいないことです。

リスクで対応をはっきりさせる

リスクは(経済用語で)不確実性のことです。個人的にはリスクはこのように使いたくて、うまくいくのかいかないのか分からない、というようなことをリスクと呼んでいます。たとえば、方式を今このように定めているけど実データの量までスケールできないかもしれない、とか。

ねらいは、やるのかやらないのか、対応をはっきりさせることです。課題と違ってまだロスがあるわけではありませんから、そのことについては考えないという選択肢もないことはないわけです。それはリスクがどちらかに傾いたときのインパクトの大きさとその確度に因ります。

実装の実現可能性や性能などの見誤りが、実装やシステムテストで顕在化することはよくあると思います。しかしそんな後で見つかってももう遅い。ので、そんなことになったら大変だよ、ということは対外的に言っておかなければなりません。現場の担当者はうすうす気がつきながらも、設計書があがるまで実装させてもらえずにやり過ごす、なんてことがあってはいけませんよね。リソースをまわすために、説明しなければいけないこともあるわけです。

まとめ

よい状態であるように気を配り、必要な手段を(組織的に)使ってとりさばくこと。
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プロジェクト管理とは、プロジェクトがよい状態であることを監視するのではなく、プロジェクトがよい状態であるようにはたらきかけること、と考えるのがよさそうです。TODOや課題を見て、プロジェクトの問題を解決しようとするのがプロジェクト管理なのでしょうね。

  • TODOでやることをやる
  • 課題で決めることを決める
  • リスクでやることをはっきりさせる