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考える場所

ココロとカラダ、思考する全部

「お互いに、健康に楽しみたい」ってあるバンドのボーカルが言ってたんだ

世の中の流れは効率化やコストカットが絶対的な正義になってしまっているけど、もしかしたら間違ってる、というか、人間が人間をやっていくには良くないことなのかもしれないって最近思ってる。この流れをどこかで誰かが止めなきゃいけないんじゃないかって。

www.nri.com

労働人口の半分が人口知能とロボットで代替可能だなんてレポートをNRIが出したんだけど、これが本当だったとしてだよ、本当にやるのか、そっちの方へ向かっちゃうのかって、やばさみたいなものを感じる。なんのためにそういうことするかっていうことも、考えなきゃいけないでしょ。なにもかもがゼロサムゲームってわけじゃないんだろうけど、何かインパクトがあれば、誰かがその影響を受けて、それがよくないことだって当然あり得る。そういうときにそれが便利だから、利益だからって簡単に言ってしまうのって、個々でそうなるのは分かるんだけど、全体としてそれでいいのかなって思ってしまう。それってもう、やらなきゃいけないっていうことになってしまっているよね。

僕たちはこれ(音楽)で稼いでる。ただ大変なんです。配信って儲からないんですよ。僕は、みんなと、お互いに、健康に楽しみたいって考えてる。

零より出ってバンドのボーカルがライブでこんなことを言っていた。これを聞いた時、すごく感動したんだよ。もしかしたら音響の物理的な振動で煽られていたのかもしれないけど、それでも考えさせられた。CDがデジタルになって、音楽を手に入れるのはすごく簡単になった。そこまではよかったのかもしれないけど、今どき検索すればなんだって聞くことができる。音楽を聞いてる側からしてみたらこんなにお手軽で安上がりなことはなくて、おおいに結構って思っちゃう。違うかな、特にそんな問題意識みたいなものにも至らない。その一方で、そういう変化が音楽を聴く側だけじゃなくて、音楽をやってる方にもやっぱり影響しちゃってて、それがもうバランス崩しちゃってるぞ、って言ってるんだよ。

一部が淘汰されていくのは当たり前だろう、うまくやっていけない人がでてきてるからって甘やかすな。そういう論法は正しいと思う。それが競争社会だって言うのは分かる。しかしこの枠組みの外にある力だって存在する。たとえば、ヒトクローンなんていうのはどの国だって禁止する向きにある。寿命が短いとかっていう建前はあるんだろうけど、結局それはやばいかもしないって思えるからなんでしょ。じゃあなんで動物ならいいのかって、その建前では説明がつかないよね。植物や動物ならそうでもないんだけど、対象が人間ではやばいって感じられるっていうこと。ただ、それはとても自然なことで、だから間違っているというよりはむしろ正しい。善と悪というものは人間の感覚に根ざしているもののはずだから。今のところそれが人類の想像力の限界なんだろうね。

もしかして楽な方に流れてしまっているんじゃないかって考えることもできると思うんだよ。人間には情動があるから傾向性っていうものがどうしてもあって、個人レベルの話で言えば、そいういうものを自制することができるから周りの人とだってうまくやれる、というところがある。だったら、国だってなにかの集合体だってそういうことをできるんじゃないかな。たとえばヒトクローンはやっちゃだめだよっていうのと同じように、もうインターネットは使っちゃだめだよ、みたいな。まあそれは極端な話で、そんなことでいい感じになるなんて言うつもりはないんだけど、どういうことになっていたいかっていうものを人類全体がもっと見ようとしてみてもいいんじゃないかな。

だから、自転車で新聞配達をやっているコロニー社会なんてものがあるし、カロッゾ・ロナは鉄仮面をかぶっている、のだと思ってる。小説版ガンダムF91の話だよ。