考える場所

ココロとカラダ、思考する全部

CQRSの小さな演習(last) CQRS

前回まではコマンド側のクラス構成を中心に見てきました。今回はクエリ側も含めてデータ取り扱い方を俯瞰して考えてみたいと思います。 クエリ クエリは画面表示上の都合のためにあります。クエリ側のオブジェクト(以降、DTO)とコマンド側のオブジェクト(…

面接は化かし合いなの?

面接は化かし合いだなんて揶揄も聞くど、そういう面は否定できないんだろうなと思う。だいたいそういう話題では、学生がいかに盛っているかみたいな見方だけど、企業だって変わらない。風通しってなに、高層ビルなのに窓開けてるんですか?wって学生は聞い…

活字を避けて自由を考える

ゴールデンウィークに実家へ帰ったとき、活字を意識的に避ける、ということをやってみた。ノートパソコンを持たないようにしたし、本も持たない。携帯はさすがに要るから持ったけどなるべく見ないようにした。持って行ったのはカメラとレンズだけ。 やってみ…

「大事」と「大切」の違いは

前に、信用と信頼の違いについて書いたけど、「大事」と「大切」の違いもそこにあるんじゃないかと考えた。つまり「大事」は対象のことを、「大切」は自分のことを言うんじゃないかと。程度の問題だと思っていたけど、そう分けた方がしっくりくる、ような気…

所作を調えて心を調える、ハウツー本もたまにはいいなと思った話

もうしばらくいわゆるハウツー本を避けてきたのだけれど、読んでみて、これはこれでいいものだと思った。ハウツー本をあえて避けてきたのは、「○○する3つの方法」みたいな表面だけをなでるだけの感じ、煽られてるような気になるのがとにかく嫌だったからだ。…

CQRSの小さな演習(番外) バリューオブジェクト

たとえば、エンティティがIDをもっていて、これをどうやって表現するかを考えてみます。MySQLでauto incrementの数値だからintかな?とか、UUIDだからStringかな?とかって考えますよね。だけど、その前に、エンティティにとってはそれが数値であっても文字…

この時、この場、この事態を生きる

この時、この場、この事態は無限の可能性を秘めている。進退を決めるような大きな選択から、朝何時に起きるというような小さな選択まで。または、自分の選択でなくても事態は動くだろう。 可能性は目に見えることがない。観測できたときにはすでに、この事態…

(復活)LINEっぽい吹き出しの会話をCSSで書いてみたよ

ご指定のページは次のページへ移動しました。 http://blog.fukuchiharuki.me/posts/2017/03/26/talkcss.html お手数ですが、ブックマーク等の修正をお願い致します。

CQRSの小さな演習(5) リポジトリ

MySQLを使っていてもPostgreSQLを使っていても、JNDIでデータソース(JDBC)を取得することによって、ベンダー依存しないデータベースアクセスをすることができます。リポジトリはこれをもっと抽象化して、エンティティ(集約)を取得するインタフェースを考…

「灰と幻想のグリムガル」第10話で考えた、自分は正しいという思い込み

grimgar.com 「灰と幻想のグリムガル」第10話が示唆に富んだ話だったので紹介したいと思う。 灰と幻想はRPGのような世界で、主人公らはパーティーを組んでモンスターを狩りながら生活をしている。この、"生活をしている感"をよく表現しているのが灰と幻想の…

CQRSの小さな演習(4) エンティティとファクトリ

前回、ドメインにおけるイベントとコマンドについて考えてみました。今回はコマンドをどのようにイベントに繋げていくかを見ていくことにします。 エンティティ(集約) 分かりやすいところでイベントFixedとDidの発生から考えます。 これらのイベントはエン…

「信用」と「信頼」の違いとは

「信用」と「信頼」の違いは、条件のありなしであると言う。条件があるかないかということで、明確に分類できたようでもあるが、現実のこととして腹に落ちた感じがしない。条件があるだけで、信用の「信じる」と信頼の「信じる」は、同じものなのだろうか。 …

プロジェクト管理の小さな実践 - TODOと課題とリスク

qiita.com 「困ってますか?」でプロジェクト管理をするなら、WBSや予実よりもTODOや課題を挙げて解決してくことを中心にした方がよいと思います。進捗に重きを置いてしまうとむしろ課題やリスクを挙げづらくなって、見える化どころか見せない化が進んでしま…

CQRSの小さな演習(3) ドメインイベント

データ更新を伴う業務の出来事に関する処理と、レポートするための画面表示に関する処理を同じに書こうとすればそのアプリケーションを複雑にしてしまいます。複雑であるとは、ふたつ以上の関心事が同じ所にあるということです。Webアプリケーションではリク…

CQRSの小さな演習(2) 設計の枠組み

「ドメインモデル貧血症」や「利口なUI」と言われるアンチパターンがあるのは、そのパターンをやってしまいがちだからだと思います。そうでなければわざわざアンチパターンとして識別するような名前をもたなかったでしょう。データベースから取得したなんと…

CQRSの小さな演習(1) 現実の問題

仕事で業務向けのWebアプリケーション開発をしています。その中でもいろいろな問題がやはりあるのですが、特に大きな問題だなと思えることがあります。エンハンスや保守改修が続くと、もうなにがなんだったか分からなくなってしまうことです。私はもう20代で…

設計しなかった分のツケが回る

Webアプリケーションの開発をお仕事にしてそこそこ経った。そろそろ所感を述べてもいいころだろう。いちど手を止めてみたい。 バックオフィス側はないがしろにされやすい バックオフィス側はフロント側と違って、ユーザーの目につかないから雑に取り扱われる…

現実と感情に納得するとは

ものごとに納得するということは非常に難しい。たとえば、地球が大事だと言っても、やっぱり自分のことはかわいいと思うものだし、自分を犠牲にしてまで地球を優先することは、気持ちのうえでもできなかったりする。しかしだからと言って、地球を大事に思っ…

傲慢なリーダーシップ

チームを活性化させるにはどうしたらいいんだろう、部下を自走できる人材にするにはどう関わったらいいんだろう。リーダーシップやチームマネージメントに関わる情報は、本屋にも、インターネットにも溢れていて、それだけ多くの人の関心があるっていうこと…

理性は感情をコントロールするか

なにかとイラついてやたらと噛みつく人って、どこにでもいるよね。自分もそのひとりだったんだけど(であるとは言いたくないんだけど)、さすがにまずいよなって思えたのは、仕事で人との関わりが重要になってきてから。それまでは成果とかパフォーマンスだ…

自分が安心感を得たいだけ

面接-たかだか1時間程度の時間-で、目の前の人間がどんな人物であるかということを見定めるのは難しい。実際に関わりをもってみたらぜんぜんイメージと違ってたなんてことは避けられないようにも思える。会話してみれば分かる、とは言っても、チューリング…

「お互いに、健康に楽しみたい」ってあるバンドのボーカルが言ってたんだ

世の中の流れは効率化やコストカットが絶対的な正義になってしまっているけど、もしかしたら間違ってる、というか、人間が人間をやっていくには良くないことなのかもしれないって最近思ってる。この流れをどこかで誰かが止めなきゃいけないんじゃないかって…

頭を使うことはお弁当を作ること

人工知能とかロボットっていう言葉をよく聞くようになってきたなと思う。人間の感情を理解して、とか聞くと、嘘つけって言いたくなる。どういう条件下ならこういうことができるって正確に言ってくれなきゃ、ほんとにそういうことができちゃうんだって思っち…

ココロとカラダ、にんげんのぜんぶ

エンジア派遣をやっているような会社には帰社っていう謎の集会があって、帰社日だって言って月一で仕事を放り出すんだよね。ITのエンジニアって客先常駐がよくあることだから、定期的に集まって情報共有するっていうのが建前になっているのだけれど。情報共…

本を「買う」ならブックオフでしょ

ブックオフは宝の山だ。本が安く手に入るから。すごく助かる。でも、お金の話をするなら図書館の方がよいのかもしれない。期限付きとはいえ無料だし。いや、それはいい。そこまでお金に執着しているわけではない。ときどき欲しかった本が100円とか200円で置…

Facebookは人を不幸にするのか

Facebookをやめると幸せになれるというレポートが発表されたそうだ。 it.srad.jp うん、まあ、そういう気はするよねと思いつつスラドのレスを見てみると、統計としての妥当性が議論されている。Facebookをやめる前に観測をしていないから後に観測するだけで…

「できる男」は高いスーツを着るのか

「できる男」というようなスーツをまとった人を見て、ああできる男っぽい、と思う。「できる男の」系のハウツー本にもやはり靴にこだわるとか高いスーツを着るだとかは書いてあって、そういうものが自信につながるということもなんとなく分かる。というか、…

Bootstrapを利用したPukiWiki用スキンを作ってみた

github.com これまで使っていたPukiWiki用スキンのBreeze(いまは公開していないようだがここにあった)はなかなか使いやすくて結構気に入っていた。しかし、スマホで見ると文字が大きくなったり小さくなったりするところがあって、なんだかなあという感じが…

指導の仕方ではなく関係をどうするかがリーダーシップ

なのかもしれない。 会社でリーダーシップ研修を受けてからというもの、モーニングページを続けている。モーニングページというのは次のことをするものなのだそうだ。 頭に浮かんだことを書く 3ページ書く 毎日書く www.lifehacker.jp なぜそれをしているか…

オブジェクト指向について考えてみたが答えらしいものは見つからなかった

お仕事として書いている目の前のコードと本質的ななにか(オブジェクト指向らしさ?)にギャップがあると常に感じてきた。オブジェクト指向とはなんだろうかと。 ドメイン駆動設計という考え方を知って「エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計」を読んだ。…

エンジニアの尊厳

エンジニアのがんばりどころは何だろう。承認欲が満たされる。多くの本に書かれていることだし、自分自身、確かにその欲を強く感じる。 しかし「よくがんばっているね」などと表面的な言葉だけをかけられても、結局のところ承認などされていないと感じること…

一緒に仕事してる仲間

何言ってるんですか。一緒に仕事してる仲間じゃないですか。僕は営業なのでそれくらいのことしかできないですが。 営業をしている同僚に言われてハッとした。少なくともこれまでは、プレイヤーとして自分がいかに手柄を立てるかということに執着してきた。だ…

想像力

想像力っていうのは共感力とは違う。女性には想像力があるが男性にはそれがないのだとする記事を見たことがあるが、違和感を覚えずにはいられない。思考の傾向として女性が共感を求めるのに対して男性が結論を求めがちであるとは確かに感じる。しかしその女…

言い方次第

正論だが刺さらない。反論はないが賛成できない。他人の意見をそのように感じることは確かにある。であれば逆の立場なればそのことを考える必要がある。 言葉遊びをする人がいる。こんなものは論外なのだが。まじめに意見をぶつけ合おうというときに言葉だけ…

実行責任

リリースの前日、1年目の子に次のようなことを言われた。 あのうまくいかなかったところ、ディレクトリを事前に作っておく必要がありますか 彼女にはSTをやってもらっていた。リリース手順書確認のためのリハーサルもそこで兼ねていた。そこで問題が起きた。…

コントローラブル

裏切られたという言葉は過剰に期待してしまっていた自分を認めないためのもの。結果的に好ましくない事態・状態・精神になったことの責任が(自分ではない)お前にあると言うことだ。その結果的に好ましくないことというのは自分の感覚によるものであって、…

誰がいったい何を負うのか

請負側が発注側に向かってあなた方だってこうでしょとはなかなか言えない。だとすれば負い過ぎる分を対価としてお金で解決することを考える。お金をたくさん得れば済む話ではある。しかしそのお金を少なくして仕事をとる動きというものが必ずどこかで生じる…

麻薬

ダメな点を指摘するのは褒めるよりずっと簡単に書けるし相手に刺さるし俺すげえ感を得やすい。麻薬のような物だと思う。 人を煽ったりディスったりする。その根源がどこにあるか。自分の何に基づいているか。そういうことを考えずに攻撃的な言葉を発するとい…

モチベーション管理

自走するメンバーの基礎はモチベーションだ。やれと言ってやらせることができたとしても、いつまでも続かない。続けようと思えばやれと言い続けなければならない。そんなことはしていられないから自走するメンバーを求める。だからモチベーションを管理する…

アイデンティティ

技術的な都合でシステムが要件の振舞い方をできないことが明らかになった。少し調べたら原因はすぐに分かった。ブラウザの実装がそうであるから。ブラウザの実装をどうにかすることはできない。話し合って代替案をすぐに出すことができた。ajaxする仕組みな…

すきま

ソフトウェア開発プロジェクトの管理において、気を配ることのひとつがすきまだ。担当者を割り当てている機能と機能の間であったり、設計の工程と実装の工程の間であったり。担当者にこのくらいのことまでは見てくれよと期待してはいけない。担当者がどこま…

回避する思考

やってみてダメだったら、ただそれだけのこと。改めてそうだったのだと認めればいい。しかしやってみてからにする。そうでなければこの自己認識は逃げでしかない。ただ恐れているだけだ。仕事のリーダーに「福地くんは優秀なナンバー2」だと言われたことがある…

アピールポイント

プロジェクトリーダーをしていましたとか、新規開発案件に参画していましたとか。そんなに大事なことなのだろうか。たまたま年次が上だったからそうなっているだけかもしれないし、たまたま他にリソースがなかったからそのお仕事に割り当たっているだけかも…

アイメッセージ

Appleの新サービスかなにかだと思ったら違った。アイメッセージ、ユーメッセージという枠組みのことだ。他人と関わる中でものの言いようみたいなことを考えてきてはいたが、そのような名前がついていることは知らなかった。いや、聞いたことがあるような気も…

腹の内、腹に落とす

腹の内はさらしているし、腹に落としてもらっているようにも感じる。逆に腹の内をさらしてもらっていて、腹に落としているつもりでいる。そのような関係は気持ちがよいものだ。 ただし誰とでもそのような関係でいれるわけではない。また最初からそのような関…

選択を成す

仕事でもプライベートでも当事者であり続けるのは難しい。当事者であるということは責任があるということ。責任があるということは選択をすること。選択はミッションを果たすための裁量である。仕事であればまだ分かりやすい。成果がミッションである。仕事…

ユビキタス言語

この言語はチームで行う作業のいたるところに(ユビキタスに)存在できるものだ。 - エリック・エヴァンス ユビキタス言語は単に共通言語と言ってしまってはいけないものなのだろう。ドメインエキスパートと開発者が会話するときにはこの言語を使いましょう…

モデルは進化する

モデルは、決して完成することがない。代わりに、進化していくのだ。 - エリック・エヴァンス 旧来のウォータフォールモデルでは知識は一方通行に流れる。アナリストがドメインエキスパートの知識を分析する。設計者が知識の分析をモデリングする。開発者が…

モデリング

ドメインモデリングとは、モデルをできるだけ「写実的に」作成することではない。 - エリック・エヴァンス モデリングとは関心事を表現することであって、現実世界をそのまま表現することではない。現実世界を技術的な手法で機械的にモデルに落とすことはで…

パッチ当て